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ガイソー大和店

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大和市にお住まいのH様邸にて雨樋交換をさせていただきました。

2019.01.29
 こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

先日大和市にお住まいのH様より、雨樋交換のご相談をいただきました。
元々はH様邸の近隣で工事をさせていただいていて、そのご挨拶にお伺いしたのが出会った結果でした。
たまたま玄関横の雨樋に草が生えているのが確認できたので、そのことをお伝えしたところ、話の流れからそのまま雨樋点検→雨樋交換をさせていただきました。

ところで普段から雨樋を気にして見られる方は、あまりいらっしゃらないのかもしれません。
そこで今日は雨樋について色々と理解を深めて行きたいと思います。



◎雨樋の役割って何?
屋根や外壁などと比較すると、どうしても存在感が薄くなってしまいがちな雨樋ですが、重要な役割を担っています。
それは『建物を守っている』ということ。
あんなに頼りない見た目なのに建物を守ることができるのか?と思われるかもしれませんが、そうではないのです。
住宅や建物が劣化してしまう最大の原因は『水が浸入すること』です。
仮に雨樋がない場合を想像してみてください。
天から降ってくる雨水は地面に落ちます。
地面に落ちた雨水は降り方によっては水溜りを作り、地面に溝を掘り、建物の基礎などを濡らしてしまいます。
また最近の住宅に、軒の出が少ないというものがあります。
このような建物は強い雨が降った場合、地面に落ちた雨水は跳ね返り、外壁を濡らし、最終的結果としてそれが蓄積され、建材を腐らせてしまう場合があります。

◎雨樋の修理方法
雨樋の修理方法には部分補修、部分交換、全交換の3種類があります。
どの修理方法を選択するのが良いのかというのは、対象となる雨樋の劣化の度合いによって変わります。
ここでは、それぞれの種類ごとに詳しく見ていきましょう。

①部分補修
雨樋の接続部が緩んでしまっている場合は、そこから水漏れ発生する可能性があります。樋の接続部が緩んでいる場合、そこから水漏れに繋がる恐れがありますので、一度取り外して接着剤を塗り、また同じようにはめ直すことで対応が出来ます。
また、小さなひび割れや穴についても、アルミ製の雨樋補修テープがありますので、そちらで対応可能です。

②部分交換
雨樋が一部破損(割れ)したり、欠落している場合、その部分を交換する必要があります。
また、大雪や飛来物がぶつかった等による衝撃で、歪みや傾きの症状が出てしまった雨樋は、フリーハンドで補修できたと思っていても、すぐにまた傾いてしまう場合がありますので、部分交換が必要となります。
さらに、雨樋を支えている金具も自然災害や気象条件などによって曲がったり、錆びたりすることがあります。
これらの劣化症状が確認できた場合、大型のホームセンターなどには修理に必要な材料の取り扱いがあると思います。
しかし、希望している色やサイズが揃うとも限りませんので、綺麗に修理したいという方は業者へ相談されることをお勧めします。

③全交換
①の部分補修でご紹介した接続部の緩み、小さなひび割れや穴。
②の部分交換でご紹介した割れなどの一部破損や欠落。歪みや傾き、雨樋を支えている金具の変形や錆。
これらの劣化症状が複数ある場合は、全交換がお勧めです。
部分交換は百歩譲るとして、部分補修はあくまでも『補修』ですので、一時的なものとなります。
スペアのタイヤで高速道路を走行するのは不安な気持ちになりませんか?
とりあえずその場しのぎでスペアタイヤに付け替えているだけで、できるだけ早く安全性の高いタイヤと交換したいと思いませんか?
それと同じようなことが言えると思います。
また、前回雨樋を取付けてから20年以上が経過している建物についても、全交換をお勧めします。
素材によって多少の差はありますが、雨樋の耐用年数は概ね15~20年程度です。
見た目は部分補修や部分交換で大丈夫であっても、経年劣化によってモロクなっている雨樋は、修理中に力が加わったこと等によって別の箇所が割れてしまったり、破損してしまったりする事が考えられます。
雨樋が長期間に渡り受けてきている風雨、紫外線や雪などの影響は、私たちの想像よりも大きいと考えられた方が良いでしょう。

◎雨樋修理は業者へ相談
近年DIYが流行っています。メディアでも様々な角度から取り上げられていますね。
それを観ていると、雨樋の修理くらいなら、わざわざ業者にお金を払わなくても素人の自分で出来るんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、決してお勧めはしません。
その理由として、まずは安全の確保が出来ないからです。
雨樋の修理はどうしても高所での作業となりますので、基本的に足場を組む必要が出てきます。
さらに雨樋は真っ直ぐ取付けられているようで、そうではなく、雨水が滞ることなく雨樋を通ることが出来るよう、微妙な傾斜や角度で取り付ける必要があります。
実はとっても繊細な作業なのです。
足場を組むことなく梯子をずらしながらでも出来るかもしれませんが危険を伴いますし、うまく排水が出来なかったり、すぐにまた破損してしまったりと、コストパフォーマンスは良くないのではないでしょうか。
工務店や屋根塗装店、外壁塗装店、リフォーム店など、足場を組むことが出来て、専門性や技術の高い業者に相談してみましょう。

◎火災保険の活用も視野に入れて検討しましょう
雨樋修理が必要となった場合、加入している火災保険を使って、実質0円で雨樋を修理できる場合があります。
火災保険が適用されるケースとして、台風や落雷、大雨や突風などによる天災で修理が必要になったと判断された場合です。
つまり経年劣化では、保険を使うことは出来ないのです。
ですが、ここで注意すべきポイントは、『その確認と判断をするのはお客様ではなく保険会社である』ということです。
こういう場合はどうなんですか?と保険会社に問い合わせをされた場合、こちらとしては問い合わせのつもりでも、保険会社からすると『保険申請をした』ということになる場合があります。
そして一度否決された案件は、再度申請をしても受け付けてもらうことが出来なくなりますので、十分気を付けなくてはいけません。






ガイソー大和店マルセイテックでも、火災保険を利用して雨樋交換をされたお客様がいらっしゃいます。
保険申請の窓口として、各保険会社とのやりとり、書類作成、申請などお手伝いさせていただき、これまで沢山のお客様から喜んでいただいています。

雨樋は見た目は頼りないかもしれませんが、建物を守るための重要な役割を担っているということが、お分かりいただけたでしょうか。
屋根や外壁と同様に、修理は劣化の状態が軽いうちに行うのがベストです。
時々建物の外周を歩いて、下からでも構いませんので雨樋の状態を目視されることをお勧めします。


お気軽にお問い合わせください。
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