Requires a javascript capable browser.

ガイソー大和店

ブログ

座間市にお住まいのY様邸にて屋根のカバー工法をご依頼いただきました。

2019.02.15
 こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

寒いですね!
通勤には自転車を利用しているのですが、マフラーをして!マスクをして!手袋をして!それでも顔は痛いですし、手も悴んでしまいます。
この寒さは今日が底だそうで、明日からは気温も少しずつ上がる予報です。
少しずつでも、着実に春に近付いているんですね。




今日は座間市にお住まいのY様邸にて、屋根のカバー工法をご依頼いただいた件についてご紹介します。

Y様邸は築13年です。
新築時から一度も屋根のメンテナンスをされたことがなかったそうですが、昨年の台風もあり心配になられたとのこと。
屋根の無料点検をご依頼いただいたのがきっかけでした。

診断士の資格を持ったスタッフがお邪魔させていただいたところ、ひび割れなどの大きな劣化は見られなかったものの、全体的な色褪せや、日当たりの悪い面にカビが発生していることを確認しました。
スタッフが撮影した屋根の写真を見ていただきながら、スレート屋根の寿命は概ね10~20年と言われ、メンテナンスのタイミングとしては10年を目安にとお伝えしました。
そしてメンテナンス方法について、塗替えのパターンとカバー工法のパターンのお見積をご提示させていただいたところ、カバー工法での施工をさせていただくことになりました。




そこで今日は、屋根のカバー工法について理解を深めていこうと思います。


◎カバー工法って何?
一般住宅の屋根材として、かなりの棟数においてスレート屋根(カラーベストやコロニアルと呼ばれる場合もありますが、意味は同じです)を使われているということが見えます。
カバー工法とは、現在お使いのスレート屋根材の上に、新しい屋根材を被せる(カバーする)工事です。
先にも述べましたが、スレート屋根の寿命は概ね10~20年とされています。
ですが何事もなくその年数持つというわけではなく、立地条件や周りの環境、天候などによって劣化が進みます。
そのため10年を目安に定期的なメンテナンスを行うと良いと言われています。
ここで注意していただきたいことがあります。
屋根材にはたくさんの種類がありますが、屋根カバー工法は全ての屋根材に適用はしません。


◎カバー工法を考えるタイミングっていつ?
スレート屋根のメンテナンスを定期的に行うタイミングとして目安になるのは10年です。
その間、雨や風、雪などを受けた屋根は劣化してしまいます。
劣化の進行状況によって、カバー工法で対応できる場合と、対応しきれない場合がありますので、注意して見てください。
ここでは劣化症状の軽いものから順に示していきます。

①スレート屋根の色褪せ

②スレート屋根にカビや藻が発生している

③スレート屋根にひび割れが生じている

④スレート屋根に欠けている箇所がある

⑤スレート屋根に浮きや反りがある

棟板金が浮いていたり、釘が抜けている(あるいは抜けそう)な箇所がある

室内で雨漏りをしている


◎カバー工法のメリット
①工事費用を安く抑えることができる
屋根リフォームをするということは、ある程度まとまった金額になってしまいます。
それでも出来ることなら、安く抑えたいというのは誰しも思われることでしょう。
カバー工法は既存の屋根材に新しい屋根材を被せる工法ですので、屋根材を撤去するための人件費や撤去に伴って出た廃材の処理費用もかかりません。
その分工事費用を安く抑えることができます。


②屋根の性能があがる
カバー工法で使用する金属屋根裏面にある断熱材が防音性を高めるため、外で強い雨が打ちつけたり、強い風が吹いたりしていても、室内では快適に過ごすことができます。
その他にも屋根が2重になることで、断熱性や防水性も向上します。


③工期が短くて済む
屋根リフォームを葺き替えで行う場合は、既存の屋根材を剥がす必要がありますので、その分工期も長くなってしまいます。
カバー工法で屋根リフォームを行う場合、撤去や養生をする必要がありませんので、通常の工事日数と比較すると約2~4日、工事期間が短縮されます。
トータルで考えると、葺き替え工事の約半分の日数で工事が完了します。


④アスベスト対策になる
平成16年(2004年)よりも前に製造されたスレート屋根材には、アスベストが含まれています。
現在はアスベスト含有屋根材の製造、販売、使用は禁止されていますが、アスベストを撤去するには特別な資格が必要となりますし、処理費用も高額になってしまいます。
葺き替え工事をされる際は近隣にアスベストが飛んでしまったり、風によって周囲に拡散することを防いだりといった養生費用も発生します。
現在は平成31年(2019年)ですので、築15年以上の住宅で屋根リフォームをお考えになられている場合、カバー工法で既存の屋根材を残しておくことで、アスベストが飛び散る心配はありません。



◎カバー工法のデメリット
①屋根が少し重くなる
カバー工法は既存の屋根材に新しい屋根材を被せる工法になりますので、どうしても屋根が重くなってしまいます。
ですが、軽量の金属屋根を使用することで、屋根の重さについてはさほど心配することはないと思います。
一般的なスレート屋根に軽量金属屋根を使用してカバー工法を行った場合、その重量は5kg/㎡になります。
日本製の陶器瓦は約60kg/㎡ですので、はるかに軽量であるということがお分かりになられると思います。


②既存の野地板が古いまま残る
カバー工法は既存のスレート屋根だけではなく、その下にある野地板も再利用し、その上に軽い金属屋根を重ね張りする工法です。
そのため再利用する野地板そのものは新しくされることがありません。
既存のスレート屋根材だけではなく、野地板にも寿命がありますので注意が必要です。



◎カバー工法が可能な屋根材・出来ない屋根材って何?
①カバー工法をオススメできる屋根材
・スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)
・アスファルトシリング

②ご相談いただきたい屋根材
・金属屋根

③カバー工法ができない屋根材
・瓦(陶器、日本瓦、セメント)
・一度カバー工法をしている屋根材
・劣化が著しく酷い場合



いかがでしょうか。
外壁と比べると、屋根はその劣化症状の確認がしにくいのに、劣化の進行は外壁よりも速くなっています。
正直なところカバー工法をオススメできる屋根もあれば、厳しい屋根もあります。
屋根のことが気になったら、まずは無料の屋根点検をオススメします。
知識と経験の豊富な専門スタッフが屋根診断を行い、お客様の大切なお家に最も適したリフォーム案をご提案させていただきます。

お気軽にお問い合わせください。
住まいの外装リフォーム GAISO(ガイソー) トップ
ブログ
> 座間市にお住まいのY様邸にて屋根のカバー工法をご依頼いただきました。