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ガイソー大和店

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座間市にお住まいのM様邸にて雨樋交換のご依頼をいただきました。

2019.02.22
 こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

今日は、座間市にお住まいのM様邸にて雨樋交換のご依頼をいただいた件についてご紹介します。

M様邸は築21年の木造2階建てです。
雨樋が詰まっているのか、どこかが破損しているのか分からないけれど、雨が降ると庭に雨水が溢れて困っている。
一度どうなっているのか調べて欲しい
。とご相談を受けました。

脚立持参で早速お邪魔させていただくと・・・
雨樋は落ち葉が溜まっている箇所や、砂や埃が堆積し風によって固まっている箇所、そして恐らく昨年の台風の影響による雨樋の歪みなどが確認できました。
M様に写真をご覧になっていただきながら現状と放置しておくことのデメリットをお伝えし、その日は応急処置として雨樋の清掃をさせていただきました。



建物の中でもどちらかと言うと存在感の薄い雨樋。
実はとても重要な役割を担っています。
そこで今日は雨樋について、様々な角度から理解を深めて行こうと思います。

◎雨樋の役割って何?
雨樋は排水口のように水が集まる『集水器』、屋根に沿って横に設置されている『軒樋』、屋根から地面へと設置されている『縦樋』の3つで構成されています。
雨樋は屋根や外壁に沿うように設置されているため、どうしも劣化状況などのチェックを行う際は、見落としてしまいがちになるのではないでしょうか。
ですが雨樋には『水の侵入により建物が腐食することを避ける』という重要な役割を担っています。
もし雨樋が無い建物に強い雨が降った場合、屋根に降った雨水は屋根の縁から地面にダイレクトに落ちることになります。
直接地面に落ちた雨水は溝を作ったり水たまりが出来たり、建物の基礎部分や縁の下を濡らしてしまいます。
また、最近よく軒の出が少ない住宅を見掛けますが、このような住宅では跳ね返った雨水が外壁をも濡らしてしまいます。
また、地面に落ちた雨水によって軒下部分が徐々に掘り下げられ、庭木にも影響が出る場合があります。
雨樋は建物の腐食を防ぎ、雨水の侵入による湿気から建物を守ることで、建物内で暮らしている皆さんの快適性を高めているのです。




◎雨樋のトラブルにはどのようなものがあるの?
雨樋が関係するトラブル(劣化)には、どのようなものがあるのでしょうか。


①落ち葉・砂・ほこりなどのゴミが詰まる


②雨樋に穴があいている


③雨樋が歪んでいる


④雨樋が割れている


⑤雨樋が外れている


⑥雨樋に漏れがある



◎何故雨樋のトラブル(劣化)が起きるの?
上記トラブルの①について建物の周りに落葉樹があると、その落ち葉が屋根や雨樋に落ちてしまう場合があります。
また、周りに落葉樹が植わっていなくても、風向きなどの影響によって砂埃が舞いやすい場所にあると、それも雨樋に到達してしまう場合があります。
どちらも少量でしたら詰まりに発展することはないかもしれませんが、何らかのきっかけで落ち葉が引っ掛かり、そこから少しずつ葉っぱや砂埃が溜まってしまうというきっかけになりますよね。
葉っぱと葉っぱの間に砂や埃がつもり、雨水や風では流れなかった場合、それは雨樋の中で乾燥して固まってしまいます。
いずれにしても、詰まりは雨水の流れを妨げ、雨漏りの原因にもなってしまいます。

②~⑥については、経年劣化と寿命です。
雨樋の耐用年数は概ね20~25年と言われています。
雨樋は屋根や外壁と同様に、直射日光・雨・風・雪など、過酷な環境下に常にさらされている状況にあります。
そんな中で20~25年も機能するわけですから、少々の力で曲がるということはなく、とても頑丈な素材で作られています。
長い時間を掛けて、少しずつゆっくりと劣化が進んでしまうのです。
もし脚立を掛けて雨樋が曲がってしまったり、外れてしまうということがあれば、これも経年劣化が原因だと考えて良いでしょう。
また上記の理由以外に、突風や積雪などによって雨樋が外れたり、破損したりする場合があります。
そのような場合はご自分で確認された箇所のみの被害ではなく、他にも被害が出ている場合が多いです。


◎劣化を発見したらどうしたらいいの?
雨が降っていると庭に水が溜まってしまう。
雨樋の途中から水が噴出している。
雨樋を下から見て、上記の中にあるような劣化が確認できた。
そのような場合は、どうすれば良いと思いますか?
プロの方でしたら話は別ですが、そうではない場合はくれぐれもご自分で何とかしようと考えてはいけません。
雨樋の点検や清掃を業者に依頼するとお金が掛かるから、ご自分で済ませてしまいたいと思われる方も多いのですが、点検も清掃も高所作業になり、大変危険です。
点検や清掃自体はそこまで高額な費用が掛かるわけではありません。
安全を買ったと考え、業者に依頼しましょう。


◎雨樋のトラブル(劣化)を防ぐ方法はないの?
雨樋の経年劣化はある程度仕方のないことで雨樋に関するトラブルを完全に防ぐことは不可能です。
ですが、定期的に清掃や点検を行うことで、大きなトラブルを未然に防ぎ、雨樋の機能を長持ちさせることが出来ます。
また、確認された劣化が軽度なものであれば、修理費用も低コストに抑えることが出来ます。
梅雨に入る前や、落ち葉が多くなる秋など、年に2回程度の清掃と点検の依頼をオススメします。


いかがでしょうか。
雨樋・・・単純な造りをしているだけに、知れば知る程奥深いものですよね。
M様邸の新しい雨樋は、現在材料が届くのを待っている状態です。
新しい雨樋が届き次第、交換の方をさせていただきます。

ガイソー大和店マルセイテックでは、雨樋交換、点検や清掃も多数させていただいています。
外壁診断や屋根診断、雨漏り診断なども無料でさせていただいております。

お気軽にお問い合わせください。
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