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ガイソー大和店

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大和市にお住まいのW様邸にて屋根カバー工法のご依頼をいただきました。

2019.05.17
こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

今日は大和市にお住まいのW様邸にて、屋根カバー工法のご依頼をいただいた件についてご紹介します。

昨年秋の大型台風による被害に遭われていて、『外壁は何ともなっていない感じがするけれど、屋根は見ることが出来ないので』屋根診断をご依頼いただいたのがきっかけです。

早速屋根の方へ上がらせていただくと、経年劣化と思われる全体的な色褪せ、コケの他に、スレート屋根の割れや棟(屋根の一番上の部分)の曲がりや浮きなどを確認することが出来ました。
棟部分は金具の浮きもあり、屋根がいつ飛ばされるか分からない状況です。
屋根の状況をお伝えし、いくつかの案が出た中でW様がお選びになられたのはカバー工法でした。


(全体的な色褪せやコケの症状が見られます)


(明らかに経年劣化ではないと分かるひび割れがあります)


(棟部分の曲がりや浮きが確認できます)

外壁にも屋根にもカバー工法がありますが、今日は屋根のカバー工法について理解を深めて行こうと思います。



◎カバー工法とは?
既存のスレート屋根に新しくガルバリウム鋼板の屋根材を被せる工法のことを言います。
屋根が二重になることから『重ね葺き』と呼ばれることもあります。
ガルバリウムは金属屋根材になるのですが、その最大の特長は『軽さ』です。




◎カバー工法が出来ない屋根もある
既存の屋根材が瓦の場合、カバー工法をすることは出来ません。
厳密に言えば出来ないわけではありまえんが、現実的ではないということです。
また既存の屋根材が、カバー工法が可能な屋根材の場合でも、劣化状況によってはカバー工法ではなく他の方法を提案されることもあります。




◎屋根リフォーム方法を決める際の判断基準
『リフォーム業者からカバー工法を提案されたから何となく契約した』では、その後なんとなくモヤモヤと感じる人も居るのではないでしょうか。
屋根リフォームには大きく分けて『塗装』、『葺き替え』、『カバー工法』の3種類になりますが、どの方法にするのかという最終判断は自分で納得して行いたいものです。

①築年数
既存の屋根材がスレートの場合、2004年よりも前に建てられた住宅の場合は葺き替えよりカバー工法をオススメします。
2004年以前のスレート屋根材は、アスベスト(石綿)を含んでいます。
アスベストが含まれているスレート屋根材の処分費用は、2005年以降製造販売されているアスベストを含まないスレート屋根材の処分費用と比較すると、3~4倍高くなります。
また、アスベストを処分する際は国が定めた対策を熟知している業者でないと、解体時にアスベストが飛散してしまいます。
費用的な面や健康被害へのリスクも考えると、2004年以前のスレート屋根材の住宅については、カバー工法のメリットが大きいと言えるでしょう。



②ライフプラン
塗装の場合は概ね10年前後で再塗装をすると良いと言われています。
カバー工法も永続的なものではありませんので、途中で再塗装は必要ですが、高耐久塗装品で20年という商品も出ています。
『今の家であとどれくらい暮らすのか?』
『屋根だけでなく、外壁や内装リフォームも含め、家にどれくらいの費用を掛けるのか?』

をポイントに長期的なメンテナンス計画を立ててみましょう。



いかがでしょうか。
W様がカバー工法をお選びになられた決め手は、以前塗装を行っていること。
そして何度もリフォームをしたくないということでした。
あなたの決め手は何になるでしょうか。

お気軽にお問い合わせください。
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