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ガイソー大和店

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座間市にお住まいのY様邸にてスレート屋根塗装のご依頼をいただきました。

2019.01.28
 こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。
年が明けて気付けば1月も残り僅かとなっています。
そしてインフルエンザの方は、依然として警戒レベルとなっています。
このブログをお読みいただいている皆さんやそのご家族の皆さんは、大丈夫でしょうか。
基本的な手洗いうがいは勿論のこと、室内の温度調整や湿度調整など、しっかりと続けてくださいね。

さて今日は、座間市にお住まいのY様邸にて、スレート屋根塗装のご依頼をいただいた件についてご紹介します。

Y様邸は戸建てが8軒まとまって建っているうちの1軒で、築8年です。
元々ご依頼のご連絡をいただいた際は、塗装ではなく飛んでしまった箇所の補修のみでした。

「ベランダで洗濯物を干していてふと上に目線を向けたら、板のようなものがチラッと見えて。
ゴミが飛んできただけかもしれないけど、見えてはいけないものだったら危ないから見に来てもらえないかしら。」


Y様が仰る通りゴミにしても、それ以外ものにしても、落下の恐れがありますので大変危険です。
すぐに屋根知識に詳しいスタッフがお邪魔させていただき、屋根に上がって確認させていただきました。

”ベランダからチラッと見えていた板のようなもの”はゴミではなく、Y様邸のスレート屋根でした。






ベランダへ落下寸前でしたので、まさに首の皮一枚で繋がっている状態です。
実際の屋根の様子をデジカメで撮影したものをお見せしたところ、Y様が想像していたよりも劣化が進んでいたため、どうせ修理をお願いするのであれば一緒に塗装をというご相談をいただきました。

多くのお宅の屋根に使用されているスレート材。
そこで今日は、スレート屋根のお手入れ方法について、皆さんと理解を深めて行こうと思います。


◎スレート屋根の劣化症状にはどのようなものがあるの?
ここでは劣化症状の度合いが軽度のものから順に記しています。

①色褪せ
②カビ・藻の発生
③ひび割れ
④スレートの欠け
⑤スレートの反りや浮き
⑥棟板金の浮き、釘の抜け
⑦建物内への雨漏り


◎スレート屋根を塗装する理由ってなに?
お客様から「下からは見えないし、まだ塗り替えなくても大丈夫なんじゃないの?」というご質問を時々受けることがあります。
本当にそれで良いでしょうか?
どうしてスレート屋根を塗装しなくてはならないのか、塗装をしないで放置しておいた時、その後スレート屋根はどうなってしまうのかを記しています。

①スレート瓦という建材の『主成分』から考える
スレート瓦の成分はセメントが85%、石綿が15%となっています。
スレート瓦そのものに防水性は無く、工場で初期塗装を施された状態で手元に届きます。
このことからも分かるように、スレートというのは表面の塗料にその防水性を頼りきっているということが分かります。
そのため、初期塗装の切れるタイミング(一般的に約10年)で様々な劣化症状が確認できます。

②スレート瓦の『構造』から考える
スレート屋根は、下から野地板→防水シート→スレート瓦の順に重なっています。
そしてそれを留めるため、釘が打ち付けられています。
ここでポイントになってくるのが、このスレート瓦を留めている釘は、防水シートも野地板も貫通しているということです。
スレート屋根の塗料の防水性が効いている場合、雨水などで濡れてしまっても弾くので問題はありません。
スレート屋根の塗料の防水性が切れてしまっている場合、スレートは水分を吸収します。
吸収された水分は、少しずつじわじわと染みていき、最終的には釘から野地板まで染みていきます。
野地板や防水シートにも防水性はありますので、すぐに建物内(屋根裏など)に雨染みが発生するということはありませんが、これが何年も続くと雨漏りということにもなりかねません。
さらにこの雨漏りを引き金として、シロアリが発生する原因にもなる可能性も大いにあります。






◎スレート屋根の手入れ周期はどれくらいなの?
スレート屋根の寿命は一般的に約10~20年と言われています。
ですが一概にそれが全てというわけではなく、気象条件や交通量、立地条件や、メンテナンスの有無で劣化速度は変化しますので、寿命期間内だから大丈夫というわけではありません。
メーカー各社、基本的には10年おきの定期的なメンテナンスを推奨していますが、これはあくまでも1つの目安とお考えください。
適切なメンテナンス周期は『早めに行う』ということが大切です。
小さな劣化だからと、そのまま放置していた結果、最悪の場合、室内にまで雨漏り被害が拡大してしまいます。
劣化の度合いが軽度なうちにメンテナンスを行うことで、費用も抑えられますし、スレート屋根の寿命そのものも長くすることができます。






◎スレート屋根を塗装することのメリットは?
①他の工法(カバー工法、葺き替え工法)と比べると、安価で済む。
②他の工法(カバー工法、葺き替え工法)と比べて工程が少ないので、短期間で済む。

◎スレート屋根を塗装することのデメリット
①カバー工法や葺き替え工法と比べ、耐用年数が短い。
②劣化が酷いスレート屋根の場合は、塗装が出来ないことがある。


いかがでしたでしょうか。
Y様ご夫妻にもお話をさせていただき、塗料もY様のご希望の耐用年数やご予算に合わせ、フッ素系塗料をご提案させていただきました。
これから本格的に工事が始まります。
工事の様子はまた日を改めてお知らせしようと思いますので、お楽しみに。

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