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ガイソー大和店

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座間市にお住まいのY様邸・スレート屋根の劣化について

2019.01.28
 こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

先日お伝えしました、座間市にお住まいのY様邸よりご依頼いただきましたスレート屋根塗装・・・今日は塗装のきっかけとなった劣化症状について理解を深めて行きたいと思います。

◎劣化症状にはどのようなものがあるの?
劣化と一口に言っても、その内容は様々です。
ここでは劣化度合いの軽いものから順にご紹介します。


①色褪せ
どんなに素敵なデザインの建物だったとしても、屋根や外壁が色褪せをしていたらガッカリしませんか?
ですが色褪せというのは、ただ単に見た目が劣ってガッカリするだけではなく、塗装の防水効果が薄れてきているという屋根からのSOSでもあるのです。
屋根を見下ろすことの出来る高台などがあれば、お天気の良い日に一度ご覧になってみてください。
そして、色褪せをしているなと感じたら、屋根・外壁診断士など専門知識のある業者に屋根診断を依頼してみてください。
きちんとした業者であれば、その後のメンテナンス計画を提案してもらうことが出来るはずです。




②藻・カビが発生している
藻・カビが発生しているということは、スレート屋根に施されている塗装の防水性が切れてきているという屋根からのSOSです。
塗装の防水性が切れてくると、主成分の85%がセメントで出来ているスレート材は、雨水などの水分を吸収するようになります。
一度の量はそこまで多くなく微々たるものでも、それが長い期間蓄積されると、かなりの量になります。
そしてその箇所が建物の陰になっている面であったり、北に面していたりといった場合、そこから藻やカビが発生してしまいます。
藻やカビの発生具合が軽度なものであれば、高圧洗浄機等で根こそぎ洗い流し、その上で塗り替えを行うことが可能です。




③スレート屋根にひび割れが発生している

スレート屋根でよく見られる劣化症状の一つです。
スレート材に使用されている塗料の防水性が切れてくると、雨水や雪などが降った際、その水分をスレートが吸収するようになります。
そしてその吸収された水分は、太陽光や風によって急速に乾燥します。
水分の吸収と急激な乾燥の繰り返しにより、膨張と収縮を幾度となく繰り返した結果、スレートは耐えることができずにひび割れが発生するのです。
ほんの僅かなひび割れでもそのまま放置しておくと、ひび割れの隙間から建物内部へと雨水が浸入してしまったり、ひび割れが拡大したり、また増加してしまったり。
その結果、スレートの滑落に繋がる恐れが大きくなってしまいます。
ひび割れのサイズに関係なく、発見した時点で早めに専門業者に調査を依頼し、塗り替えや補修工事などのメンテナンスを検討されることをオススメします。
そしてもし対象となる建物が新築から築10年以上経過している場合でしたら、新築時のに施された塗装の効果が切れてくる時期です。
その場合はひび割れなどの確認がされていなくとも、屋根診断のご検討をオススメします。




④スレートの一部が欠けている

劣化症状の③でご紹介してたひび割れを放置しておくと、最終的にはそのひび割れ箇所が欠けます。
劣化の範囲や程度によって補修にはどうしても差が出てしまいます。
シーリング材や板金を使用した補修から、スレート屋根の塗替え、カバー工法、屋根の葺き替え工事など、対象となるスレート屋根の状態によって補修方法も工事金額も異なってしまうということになります。
劣化が軽度であればメンテナンスも簡単なものとなり、その費用も安く抑えることが可能となります。




⑤スレートに反りや浮きが起きている

スレート屋根ではよく見られる劣化症状です。
スレートの反りや浮きをそのままにしておくと、台風での強風や横殴りの強い雨などが降った場合、反り上がった箇所から内部に雨水が浸入します。
反りや浮きは塗装工事では補修することが出来ません。
もしご自宅の屋根がスレートで、反りや浮きを確認された場合は、早目にメンテナンスの検討をオススメします。




⑥棟板金の浮き、釘の抜けが起きている

スレート屋根には、『棟板金』と呼ばれる金属板があります。これは屋根の一番上の部分にある山形の金属です。
この棟板金も、外気温の影響を受けて膨張と収縮を繰り返し、それが何度も繰り返されることで板金を留めている釘が少しずつ外側に押し出され、最終的に抜け落ちてしまうということがあります。
これを放置しておくと棟板金が外れ、剥き出しになったスレート屋根の下地から雨水が建物内部へ侵入してしまいます。
棟板金はスレート屋根でも一番上にありますので、下から目視をするのは難しく、また足場の不安定な屋根に上って確認することも大変危険を伴いますので、オススメしません。
もしご自宅の屋根を上から見下ろすことが出来るような場所があれば、チェックされると良いでしょう。




⑦建物内部に雨漏りが起きている

外壁もそうですが、屋根も元々は、水が入り込みにくい工夫が随所にしてあります。
ですので、もし天井に雨シミを発見された場合、スレート屋根だけではなく建物内部の構造材にまで劣化が進行しているということになります。
この劣化症状が確認されたら、早急にメンテナンスのご依頼をされることをオススメします。




いかがでしょうか。
Y様邸は築8年です。
一般的にスレート屋根の防水効果は10年と言われているのに?
まだ8年だから、あと2年あるのに?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに各塗料メーカーの出している防水効果は、一般的に10年と言われてますが、それはあくまでも『一般的』です。
建物の立地、周辺の交通量、風向き、日当たり、日頃のメンテナンス等、様々な要素が重なり合って、その期間は変動します。
今回Y様邸で確認できた劣化は①色褪せでした。
劣化症状の中でも最も軽度なものですが、今回スレートの一部が何らかの理由によってずれ落ちたことによりご依頼をいただき、劣化を確認することが出来ました。
劣化が軽度だったこと、そしてメンテナンスとして塗替えをされるということで、費用も工事期間も抑えることが出来そうです。

そう言えば屋根なんて気にしたこともなかった。
うちの屋根ってどうなっているんだろう?

昨年夏の台風で、何らかの被害が出ているかもしれません。
その場合は、火災保険を利用して手出しすることなくメンテナンスを行うことも可能な場合があります。

お気軽にお問い合わせください。
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