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ガイソー大和店

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座間市にお住まいのM様邸にて無機塗料での屋根塗装のご依頼をいただきました。

2019.02.07
 こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

今日は気温が高く、日当たりの良い屋内だとエアコンも要らないほど暖かいですね。
ですが、週末に掛けて気温が下がり、土曜日には雪だるまのマークまで出ています。
我が家の次男は『雪がたっくさん降ったら雪だるま作って!雪合戦する!』と今日の青空を見上げていましたが、私は寒いのが苦手なので、乾いた返事しか出来ないでいます。
こちらのブログをお読みいただいている皆様も、気温の乱高下からの体調変化には十分にご注意くださいませ。

さて今日は、座間市にお住まいのM様邸にて、無機塗料での屋根塗装のご依頼をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

M様邸は築18年の2階建てです。
これまで外壁や屋根などのメンテナンスは特にしてこられなかったそうですが、年末年始のゆったりとした時間の中で、屋根塗装を検討される家族会議が開かれたようです。
早速屋根診断士がお邪魔させていただくと、全体的な色褪せや、どうしても太陽が当たりにくい面は黒ずみや苔・カビが発生していました。
現状を写真に撮って確認していただき、何の塗料を使用するのかというお話をさせていただきました。

色々な塗料がある中で、M様のご要望に一番沿う形となったのが、『ガイソールーフガード無機』

『無機』って何?
『無機』があるということは『有機』もあるの?
そんな疑問をお持ちになられた方もいらっしゃるかと思いますので、今日は無機塗料について理解を深めていこうと思います。



◎無機塗料って何?
現在屋根塗装や外壁塗装に多く使われているのは、『有機塗料』と呼ばれるものです。
今回M様邸でご依頼いただいた『無機塗料』は、まだ種類が少なく、名称そのものが聞き慣れない、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
無機塗料は有機塗料と比較して、非常に高い耐候性を持っていることで注目を集めている塗料です。
無機塗料はセラミックやケイ素といった無機物を主成分としています。
一般的に知られている塗料(有機塗料)と比較しても高い耐候性を持っているため、寿命も非常に長いとされています。
屋根や外壁といった外装用塗料の大きな課題であった『紫外線による塗膜の劣化』を打破するために開発されたという経緯があるくらいですので、紫外線などに当たっても劣化が起こりにくいという特性があります。
この特性を取り入れたことで、15年以上の耐候性が可能となったのです。


◎無機塗料と有機塗料の違いって何?
現在一般的に広く使用されている塗料は『有機塗料』と呼ばれるものです。
『有機塗料』は、炭素を含む石油などの有機物からなる樹脂を使用した塗料のことを言います。
価格帯も幅が広いので、塗料の種類も必然的に幅が広くなります。
対して『無機塗料』とは、炭素を含まない鉱物などの自然物を主成分とした樹脂を使用した塗料のことで、高い耐候性と低汚染性を兼ね備えています。
無機塗料の耐候性は約15年と言われ、屋根塗装や外壁塗装に無機塗料を使用することで、直接紫外線が当たっても劣化しにくくなっています。
ここから分かるように、『無機塗料』と『有機塗料』の一番の違いは、それぞれの塗料に使用されている樹脂であるということが分かります。


◎無機塗料のメリットは?
①耐候性が高い
一番大きなメリットとして挙げられるのが、15年以上の高い耐候性です。
炭素を含まない無機成分を主成分としているため、雨水や風、紫外線などからの影響を受けにくくなっています。
そのため屋根や外壁の表面を、長期間保護することができます。

②不燃性がある
炭素を含まない無機成分で構成されている無機塗料は、有機塗料と比べると燃えにくいというメリットがあります。
仮に万が一隣家で火事が起きた場合、類焼などの二次災害が発生する確率を低くすることが期待できます。

③苔やカビが発生しにくい
苔やカビの栄養は有機物です。
無機塗料は有機物含有量が少ないので、苔やカビのエサとなる有機物が少なく、結果、苔やカビが発生しにくいということに繋がります。


◎無機塗料のデメリットは?
①価格が高い
まだまだ一般的に広く知られていないことや、塗料の中でも耐候性という面で機能性が高いということもあり、実際に施工をする際の価格は高くなってしまうのが現状です。

②ひび割れが起きる可能性がある
炭素を含まない無機成分で構成されている無機塗料は、有機塗料と比較した場合塗膜が硬いという特徴が挙げられます。
例えば何らかの力が加わり建物の表面にひびが入ってしまった場合、無機塗料で形成された塗膜も一緒にひび割れを起こす場合があります。


◎有機塗料のメリットは?
①ひび割れに強い
有機塗料のメリットとして、ある程度伸縮性があるということが挙げられます。
建物は風や地面からの振動などの外的要因によって、常に少し揺れています。
その揺れによっても外壁の表面部分にひび割れが起きる場合があります。
有機塗料は伸縮性があるため、外壁の表面部分に小さなひびが入っても、塗膜にまで一緒にひび割れを起こすリスクを軽減させることが出来ます。


②価格帯の幅が広い
有機塗料は無機塗料と比べると、種類が非常に豊富です。
その分価格帯も幅が広く、塗装工事をする際の予算を決定する上で、大きく役に立っていると言えるでしょう。


◎有機塗料のデメリットは?
①紫外線の影響を受けやすい
炭素を含む石油などの有機物からなる樹脂を使用した有機塗料は、紫外線を浴びることで塗膜の劣化が目立つようになります。
例えば紫外線を浴び続けることで、塗膜の顔料が表面に浮き出てしまい、手で触ると粉のようなものが付着する『チョーキング』がそれに当たります。

②耐火性が低い
炭素を含む石油などの有機物からなる樹脂を使用した有機塗料は、炎に弱いというデメリットがあります。
そのため隣家で火事が発生した場合、無機塗料と比較すると炎が燃え移りやすく、類焼などの二次災害に繋がる可能性が高くなってしまいます。



いかがでしょうか。
どんな塗料もオールマイティというわけではなく、無機塗料にも有機塗料にも、メリットとデメリットがあります。
屋根は建物の中でも紫外線や自然の影響を最も受けやすい場所のため、劣化の速度も外壁と比較すると早くなってしまいます。
ですので劣化が進みやすい屋根の塗装には無機塗料で塗装を施し、ひび割れなどの劣化が懸念される外壁の塗装には有機塗料で塗装を施すなど、目的に併せて使用する塗料を決められると良いかもしれません。

今回M様邸の屋根塗装では、紫外線の影響を受けにくく15年以上と言われる高い耐候性が期待できるということで、無機塗料での屋根塗装をお決めになられました。
また、長期的スパンで建物補修に掛かる費用をお考えになられた際、低予算・短いスパンで何度も塗装をして費用を掛けるより、多少コストは掛かっても長期的に塗装をする必要がないという点も、無機塗料で塗装をされる決め手になられたようです。

ガイソー大和店マルセイテックの屋根塗装、外壁塗装は、3回の手塗りローラー工法を基本とし、お客様の大切なお家をお守りさせていただいています。
うちの家にはどんな塗料がいいの?
予算はこれくらいで考えているんだけど、施工は可能なの?
など、素朴な疑問や具体的なご相談に専門知識と経験豊富なスタッフがお応えします。

屋根診断、外壁診断、雨漏り診断や相談、お見積りも無料でさせていただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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