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ガイソー大和店

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座間市にお住まいのH様邸にて瓦屋根葺き替えのご依頼をいただきました。

2019.05.10
こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

今日は座間市にお住まいのH様邸にて、瓦屋根葺き替えのご依頼をいただいた件についてご紹介します。

H様邸は築42年で、タイトルでもご紹介した通り、屋根材として瓦をご使用になられています。
築年数の経過に伴い、今回葺き替えをご依頼いただきました。

ところで一口に瓦と言っても、見た目も特長も異なります。
そこで今日は瓦について理解を深めて行こうと思います。


◎瓦の種類
瓦屋根のお家はとても重厚感があり、非常に日本らしい屋根です。
現在でも日本家屋の住宅や神社、お寺などで多く目にします。
そんな瓦ですが、その種類は実はとても豊富です。
ここでは瓦の種類についてご紹介していきます。

①粘土瓦
瓦と聞いて想像された際の代表的なものが『粘土瓦』になります。
耐久性が非常に高く、意図的に割らない限り、簡単に壊れることはありません。
また、遮音性にも優れているため、強い雨の日でも雨音を気にすることなく快適に過ごすことが出来ます。
しかし粘土瓦は1枚当たりの重さが3kg程度と重く、1坪当たりの重量は約200kgになります。
仮に屋根面積が20坪の場合で計算すると、その重量は4,000kgにもなります。
屋根が重いと建物への負担が掛かり、耐震性で劣ります
心配な方は、軽量瓦などの葺き替えを検討されると良いでしょう。



②陶器瓦
陶器瓦は粘土瓦の一種で、別名釉薬瓦(ゆうやくがわら)と言います。
陶器瓦の特長としては、水が浸透しないことから長期間綺麗な状態を維持することが出来るという点です。
色や形、艶感も出ますので、多くのパターンから選択することが出来ます。
耐用年数も50年程度ですので、よっぽど不測の事態が発生しない限りはメンテナンスの必要がありません。



③いぶし瓦
粘土質の土を高温で焼成する粘土瓦と違い、いぶし瓦は蒸し焼きにし、瓦表面に炭素の膜を形成させたものです。
『いぶし銀』という言葉がありますが、炭素の膜が光に反射するため、カラーは銀色になります。
ただ、炭素の膜は時間の経過と共に劣化するため、変色や表面の剥がれといった症状が出てしまいます。



④セメント瓦・コンクリート瓦
一般的にはセメント瓦と呼ばれる方が多いですが、他にも『厚型スレート』や『コンクリート瓦』と呼ばれることもあります。
セメントや砂が主な材料として使用されています。
セメント瓦の上から塗装が可能ですので、好みの色に塗装することが出来ます。
ただ、瓦に施した塗装は劣化しますので、定期的にメンテナンスを行う必要があります。



◎瓦の形状
瓦は材質の種類だけではなく、形状にも種類があります。
ここでは形状についてご紹介していきます。

①和瓦(J形)
日本で最も普及している瓦で、『日本瓦』とも呼ばれています。
波を打っているようなデザインですので、雨が降っても水の通り道が決まっており、その通りに流れれば雨漏りをすることはありません。



②平板瓦(F形)
F形のFは平たいという意味のflatから来ています。
波打つ形状の和瓦とは違い、平たい形状のため、和風の家は勿論のこと、洋風の家にもマッチします。



③スパニッシュ瓦(S形)
和瓦(J形)のように大きく波打つ形状の瓦で、洋風デザインの屋根に仕上げたい場合に使われることが多いです。
セメント瓦が主原料となっている場合が多く、波打っているために雨水の通り道が決まり、雨漏りを防ぎます。
通気性と断熱性に優れていることも特長として挙げられます。



いかがでしょうか。
瓦屋根というと選択の幅が狭くなるような印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、種類も形状も豊富なのですね。

お気軽にお問い合わせください。
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