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ガイソー大和店

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大和市にお住まいのI様邸にて瓦屋根葺き直しのご依頼をいただきました。

2019.05.25
こんにちは、ガイソー大和店マルセイテックです。

今日は大和市にお住まいのI様邸にて、瓦屋根葺き直しのご依頼をいただいた件についてご紹介します。

I様邸は築43年の2階建てです。
重厚感のある建物に鮮やかなブルーの瓦が目を惹きます。
I様邸の場合、屋根リフォームをするにしても瓦をご希望されていたこと。
そして屋根診断の結果、既存の瓦がまだまだ使えることから、葺き替えではなく葺き直しをご提案させていただきました。

そこで今日は、葺き直しについて理解を深めて行こうと思います。




◎葺き直しと葺き替えの違い
『葺き直し』『葺き替え』は似て非なるものです。
簡単にその2つの違いをご紹介します。

①葺き直し
既存の瓦を捨てず、再利用する工法。

②葺き替え
既存の瓦を全て撤去し、新しい瓦を設置する工法。


◎何故瓦屋根のメンテナンスが必要なのか
瓦の耐用年数は非常に長く、50年以上とも言われています。
それなのに何故、瓦屋根のメンテナンスが必要となるのでしょうか。
それには瓦以外で屋根を構成している他の部分の耐用年数が大きく関係してきます。
瓦周りで使用されている建材や防水紙、漆喰の耐用年数は、その建物に置かれた環境によって異なるため一概に言い切ることは出来ませんが、およそ20年程度と言われています。
屋根は一番外側の屋根材(瓦やスレート等)だけではなく、その下の建材や防水紙などの機能も重なることで雨水の浸入を防いでいます。
雨や風は一方向からだけではありません。
多方面から来る雨や風から屋根を守るためにも、メンテナンスが必要不可欠と言えます。



◎瓦屋根の雨漏りの原因
瓦そのものの耐用年数については、先程ご紹介した通り50年以上とも言われています。
ですが瓦の下にある野地板などの建材、防水紙や漆喰の耐用年数はおよそ20年と半分以下の年数しかありません。
地震や雨水の浸入など様々な理由から野地板が剥がれていたり、破れていたり、穴が開いているケースもあります。
そのような状態のところに激しい雨や風があると、雨漏りとなってしまうのです。
割れがなければ瓦そのものは使えますので、防水紙を交換したり、必要に応じて野地板の補強を行ったりすることで、屋根の強度や耐震性を上げることが出来ます。



◎葺き直しのメリット
①屋根材を再利用するので廃材が少なくエコ
葺き替えをすると大量の廃材が発生します。
また廃材の発生に伴って、廃材処分費用も大きな負担となります。
葺き直しの場合も廃材が全く出ないというわけではありませんが、廃材の量がかなり少なくなるため、お財布にも環境にも負担を掛けません。

②工事前と工事後の見た目が殆ど変わらない
葺き直しをする際は、それまで使用していた瓦を再利用します。
そのため屋根の外観の変化を感じることは殆どありません。


◎葺き直しのデメリット
①全く同じ材料が手に入るとは限らない
例えば欠けや割れのある瓦があったとします。
代わりとなる瓦が必要となるわけですが、使用している瓦によって既に製造中止となっている場合があります。

②葺き替えの場合の人件費と変わらない
葺き直しと葺き替えは、工程が同じです。
そのため人件費もほぼ同額程度になるケースが多くなります。
お施主様の考え方によっては、コストパフォーマンスが悪いと感じる方もいるかもしれません。


いかがでしょうか。
ガイソー大和店マルセイテックでは、屋根の状態をしっかりとチェックし、お客様のご希望を細かくお聞きすることで、適材適所のご提案をしています。

お気軽にお問い合わせください。
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